メイン | 2008年9月 »

2008年8月

2008年8月27日 (水)

「能登人と過ごす能登時間」

能登全体をパビリオンに見立てた100日間のイベント「能登ふるさと博」。

能登で様々な仕事や活動に携わる方を訪ね、時間を共にし、彼らの仕事や暮らしの営みを

体験できるプログラム、「能登人と過ごす能登時間」ゆるゆる体験レポートです。

 ○能登ふるさと博会期:2008年7月19日(土)~10月26日(日)

 ○能登ふるさと博:http://www.hot-ishikawa.jp/notohaku/

 ○能登人と過ごす「能登時間」:http://www.groovy-net.co.jp/noto-jikan/

2008年8月26日 (火)

熊野工芸工房の宮崎先生に会ってきました!

○ストールを染めに熊野工芸工房へ06_2

山の中の廃校になった小学校が、熊野工芸工房です。

廊下には、染料の材料となる草木が並べられています。

私たちにシルクストールの染め方を教えてくださったのは、

宮崎先生です。

アテ(アスナロ)を使ってシルクストールを染めます。

同じアテの染液を使って、

ピンク色とグレーの2色に染めることができるなんて驚きです。

○ステップ1 模様をつける

08_2 07_2

白く模様を付けたい場所は、

染まらないように、

絞って、染料が繊維に染みこまないようにします。

今回は、○印を付けたかったので、

ストールにビー玉をくるんで、輪ゴムで止めました。

どんなできあがりか、楽しみ!

○ステップ2 生地を水に浸す(地入れ)

染液にストールを漬ける前に、10_209_2

生地を水に浸します。

これは、染液に漬ける前に、

繊維に水をしみこませておくことで、

ムラを出にくくするという効果があるそうです。

かつての給食の搬出入口だった場所に、

水の張ったトレーを用意してもらい、じゃぶじゃぶ。

目の前にひろがる夏のたんぼがまぶしいです。

○ステップ3 染液の中に生地を浸す(15分)

いよいよ、アテの染液に生地を浸します。11_412_2

染液は、アテの葉を刻んだものに、

水を入れて煮沸(アテの葉100g/lで20分、2回抽出)し、抽出したものです。

染まりやすい温度(40度~60度)にあたためた染液に

ストールを浸し、もむように動かします。

色ムラができないようにもみ続けます。

あっと驚き。淡いピンク色に染まりました。19

○ステップ4 水洗後、媒染液に漬け、色づけする(15分)

水洗し、汚れを落としたストールを媒染液の中に漬けます。

媒染液とは、金属水溶液のことで、

色の定着と発色の2つの役割があります。

ピンク色に染める場合は、水に0.3%のみょうばんを入れます。

グレーに染める場合は、水に0.3%の木酢酸を入れます。14_2

同じ淡いピンク色だった2枚のストールは、

みょうばんに浸した方はピンク色がより濃く、

サーモンピンクになり、木酢酸に浸した方は、

やさしいグレーに。

同じ染液でこんなに色の違いが出るのかと、染色のおもしろさにびっくり!

○ステップ5 できあがり!

媒染液に漬けた生地をもう一度水洗し、16

再び染液に5分間浸します。

より色が濃くなりました。

そしてできあがったストールは、

どちらの色もやさしく、自然のすごさを実感!

そして、宮崎先生と記念撮影をぱちり。

○後日談・・

素敵に染めあがったストールを身につけて17

花火大会に行って来ました。

ストールは浴衣の浴衣の帯にからませてみました。

なんだが帯が豪華な感じになって大満足。

他にもアレンジ方法がいろいろありそう!

○熊野工芸工房

http://www.groovy-net.co.jp/k-kobo/

○旅のおわりに18_2

熊野工芸工房を後にし、金沢への帰路。

滝ロードパークに立ち寄りました。

日本海に沈む夕陽がとてもまぶしい!

能登人との出会いとストールのお土産に満足し、

能登の旅を終えました。

○「能登人」と過ごす能登時間 申込み

http://www.groovy-net.co.jp/noto-jikan/23.html

ひろ吉さんとふみえさんに会ってきました!

○農家民宿ひろ吉に到着01

「農家民宿しいたけ小屋、ひろ吉」に到着しました。

ふみえさんの優しい笑顔が出迎えてくれました。

外は暑いのに、涼しいお宅の中。クーラーの必要がないというのもわかります。

そして、美味しそうな香りにおなかが「ぐ~」。

輪島塗の器に盛られた心のこもったお料理が並べられました。

御膳からあふれんばかりの品数!。

「能登の旬の食材にこだわって作っておるげんわ。

講習会やテレビなんかで勉強して、自分であれこれ工夫するのが好きねんわ~」

とふみえさん。

○能登を感じるおいしい手料理に舌鼓02

自家製の野菜と近くの海でとれたお魚で作られたお料理の数々。

どのお料理も、丁寧に作られていて、やさしい味。

特に珠洲の食材へのこだわりが感じられたのは、

あごだしといしるで味付けをした自家製茄子とにしんの煮物。

弘吉さん、ふみえさん二人で飛び魚をさばいて、

乾燥させたという手作りのだしと、いしるの絶妙な組合せは、
濃厚な海の味!

おいしい、おいしいと連呼しながらお腹いっぱい。

ごちそうさまでした~。

○家の周りの食材で手間と時間をかけて作る03

すまし汁にはきれいな桜の花が浮かんでいました。

弘吉さんとふみえさんが二人で、庭先の八重桜の花が開く直前に塩漬けして乾燥させたそう。

自然が教えてくれるタイミングを感じながら収穫し、干す。

年や気候によって、そのタイミングが変わります。

桜もあごだしも、自然と会話し、手間をかけて作られた食材なのです。

○いつも旬のメニューを提供

農家民宿ひろ吉のランチは、

その日によってメニューが違います。

その時期の一番の旬、その日に採れた食材を使って、04

ふみえさんがお客さんの喜ぶ顔を想像しながら、

心をこめて作るから毎日がとくべつです。

○ふみえさんのランチ 今日のメニュー

・ご飯が止まらない ニシンと味噌のなんばみそ

・思わずご飯のおかわりをしちゃう きゅうりのビール漬け、そうめんかぼちゃの漬け物

・ゴーヤの新しい食べ方 ゴーヤの佃煮・しこしこで新鮮 輪島の岩もずく

・昔懐かしい 夕顔のあんかけ

・今が旬 珠洲の太刀魚塩焼き

・ひろ吉さんが作った しいたけのホイル焼き

・はさがけの珠洲のお米

・みょうがの味がさっぱり 桜の花びら入りめぎすの団子汁のすまし

・自家製採れたてトマトの100%ジュース

・デザート 庭先で採れた梅のシロップ漬け

○「能登人」と過ごす能登時間 申込み

http://www.groovy-net.co.jp/noto-jikan/1.html

○農家民宿 ひろ吉05 35

http://www16.ocn.ne.jp/~hirokiti/index.html

2008年8月25日 (月)

丸和工業の脇田さんに会ってきました!

20_4珠洲にはたくさんの珪藻土が眠っています。

その埋蔵量はなんと日本一!

その珪藻土を使って七輪をつくっていらっしゃる

丸和工業の脇田さんにお会いしてきました。

○珪藻土の切り出し現場に潜入 

さっそく七輪の材料である珪藻土を切り出している現場におじゃますることにしました。

ところが!!私達は洞窟探検用の長靴を忘れてしまったのです。

なんてこった・・。32

そこで、

丸和さんで長靴をお借りすることにしました。

本当にありがとうございました。

みなさんは、長靴持参で行きましょう!

○おそるべし珪藻土

珪藻土の切り出し現場まで向かう途中、

笑顔が素敵な脇田さんにいろんなお話を聞かせてもらいました。

移動は脇田さんの車、BGMはもちろん演歌です。21

珪藻土を使った陶器づくりにはなが~い歴史があります。

「珪藻土を使って陶器をつくりはじめたのは江戸時代初期くらい。

揚げ浜塩田で塩をつくるために珪藻土を使って釜をつくったのが始まりじゃないかね」

と脇田さん。すごい!そんなに昔から・・。

珪藻土おそるべし。

○洞窟探検

洞窟の見た目はちょっと怖い感じ。

おそるおそる中に入ってみると・・・・

洞窟の壁は四方が珪藻土!とっても神秘的な空間が広がっています。22_4

この日は30度を超える暑さだったにもかかわらず、

洞窟のなかは空気がひんやり。

温度計をみると14度でした。

「洞窟のなかは常に常温だから、夏は涼しくて、冬は暖かいよ」と脇田さん。

“ぴちゃ!ぴちゃ!”歩くと可愛い音が洞窟に響きます。

洞窟の壁にはところどころ、灯りがついています。

その光が当たる場所に緑の物体を発見!24

なんと、植物が生えていました。

自然の力おそるべし・・。

○珪藻土の切り出し職人さん発見!

迷路のような洞窟を進んでいくと・・、

珪藻土の切り出し作業を行っている方々を発見!

薄暗いトンネルのなかで、

ほぼ手作業で珪藻土の切り出しを行っています。

先人の知恵が詰まったさまざまな道具を使いこなして

33_2

切り出していく様子は、職人さん!という感じでした。

切り出された珪藻土を触ってみると、

さらさらしていて匂いもほとんどありません。

「作業している従業員の安全を守ることも大切なこと。」と脇田さん。

洞窟の通路には、非常用のベルやろうそくが設置されていました。

脇田さんにとって従業員の方達は大切な存在。

脇田さんのあたたかさを感じた言葉でした。

○丸和さんの七輪が丈夫なヒミツ・・26

丸和さんの七輪は、

切り出した珪藻土をそのまま使って七輪のかたちに削って焼くのでとても固くて丈夫なのです。

だから、切り出す珪藻土に亀裂が入っていると使えません。

亀裂の入っていない地層を選んで切り出しを行います。

自然相手の仕事です。

脇田さんの「自然には勝てない!」という言葉が心に残りました。

○珪藻土の加工・炭焼き現場に潜入

洞窟探検を終え、

25

珪藻土を加工している現場におじゃましました。

ここでも、また職人さん発見!

土の塊をほとんど人の手を使って削っています。

なかでも花切りと呼ばれる七輪の口の加工は、

とても人の手で削ったとは思えないほど

美しく模様のようです。

素敵すぎる・・。

○エコな七輪!?34

加工が終わったら、次は炭焼きです。

「炭焼きに使う木材は廃材を使っていて、

地球にも優しいんですよ」と

笑顔の脇田さん。

なんと、丸和さんの七輪はエコな七輪だったのです!

焼き終わると、珪藻土はほんのりピンク色になります。

やさしい自然の色です。

27日焼けした私の手と見比べると

七輪のやさしい色合いが引き立って見えました。

その後、

手触りを良くするため、焼き上がった七輪に着色をします。

最後に、金属の取ってなどをつけて出来上がり。

最後の加工まで従業員の方が

手作業でひとつひとつ丁寧に仕上げます。

28

○丸和工業がつくる珪藻土の七輪

そんな素敵な七輪ですが、

現在つくっているのは4軒のみ。

そのうち地底から珪藻土を切り出ししているのは3軒だけだそうです。

なぜ、こんなに件数が減ってしまったのでしょうか・・・。

脇田さんに聞いてみました。

「戦後はたくさんの需要があった。29

でも、燃料革命があって七輪の需要が減少して

七輪づくりに携わる人も減少してしまった・・。

私自身も、平成に入るまでは、

七輪づくりを辞めようか真剣に考えたこともあった。

でも、丸和さんの七輪はいい!丸和さんの七輪じゃなきゃ!

と言ってくださるファンの方々に支えられたここまでこれた。」と脇田さん。

確かに、普通の七輪よりは値段は高めです。

でも、最初から最後まで人の手で大切に作られた七輪なのです。

この値段に納得してファンになる方がいることにもうなずけます。

脇田さんは品質にもこだわりを持っています。30

「良いものを提供したい。絶対に欠陥商品は出したくない。」

こんな強いこだわりが、丸和工業の七輪ファンを増やし続けています。

○「能登人」と過ごす能登時間 申込み

http://www.groovy-net.co.jp/noto-jikan/1.html

○丸和工業

http://www.suzu.co.jp/suzucci/kigyou/maruwa/maruwa.htm

ブログ powered by TypePad

リンク

ウェブページ